仮想マシンと、Embedded-Linuxアプリ開発の可能性
Linuxのプログラムコードを書くようになって、俄か<emacs>使いをなかな
か抜け出せない。
なぜなら、やはりWindows上のエディタ(私はPeggy)は使いやすくて便利だか
らだ。
もちろん、emacsで何十万行もこなせば、それなりにツールも使いこなして
真の<emacs>使いになれるだろうが、それはあきらめることにして、まあ
使えればいい程度にしておこうと現在では思っている。
なぜなら、ハマルと一生それで終わってしまいそうな気がするので・・・
それじゃあ、どうするかというと以下のようにしている。
- Windows上でエディットする
- Samba共有フォルダに置く
- Linuxマシンでコンパイル
- 例えば、mkcramfsでRAMディスクイメージをこさえて
- Samba共有フォルダに置く
- Windowsからハードに書込んでデバッグ
この繰り返しを延々と・・・(@ @)
それじゃー、例えば
- VMware
- Virtual PC 2007
- Cygwin
- coLinux
などのオプションが、Windowsでも使えるが・・・
一応全部試してはみた。
結論としては、「自分のデスクでは二台のPCをKVM(pc切替器)にて行うのが
一番自分に合っている」という中途半端なものだ。
なぜなら、上記のような環境を作成して、Windows上でLinuxを走らせる必要
がある場面というのは、現場でデバッグを行うとき以外はあまりないからで
ある。
仮想環境マシン、Cygwin、coLinuxのうちでは、なんといってもcoLinuxがま
っとうな道(特にハードよりの人は)だと思うし、スピードの点でも申し分な
いので、現場に持っていくノートに載せる場合は、ローダで切り替えるより
ずっといいと思う。
ただ、これからはいろんな違った環境下でも統一した作業が行える開発環境
を作れないと仕事がしにくくなると思われるので、仮想マシンは必須だと思
う。
その点では、<アットマークテクノ>の<armadillo-500>などの開発環境
は積極的に、VMwareを使っていて小気味良いものだ。
http://www.atmark-techno.com/products/armadillo/dev
PCのハードに依存することなく、たとえばLinuxのユーザランドなどを持ち
運べるので、日本以外の現場で仕事をする場合でも、仮想環境さえ統一して
おけば、言語やOSへの依存度が低くなることは間違いない。
ただ、現時点では、頻繁にコンパイルなどを繰り返す現場作業では、ちょっ
と苦しいところがあるかもしれない。